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Story家づくりストーリー

ほどよい距離感をもった二世帯の暮らし

浜名湖の景観を愛でながら、二世帯が自然体で暮らす家

緑豊かな山の頂に建つ二世帯住宅。1階は親世帯、2階は子世帯のスペースです。「お互い好きなように暮らしていて、干渉することもほとんどないですね」と答えながらも、毎朝、必ずお母さまの様子をうかがいに行くというご主人。一方、「お義母さんは子どもたちのめんどうをよく見てくれるので助かります」と奥さま。仕事で家にいる時間の少ないご主人に代わって、奥さまやお子さまたちがお母さまとの和気あいあいとした時間を楽しんでいるご様子。

2階の子世帯スペースは、コンパクトな空間を広々と使えるように、リビングの隣に寝室を設置。どちらも畳敷きにして、普段はつなげて使えるようにしました。子どもたちは広い畳の上で走り回ったり、転がったりして、のびのびと遊ぶのが日課です。ご主人が「嫁へのプレゼント」と称するペニンシュラ型キッチンは、家中が見渡せるし、ワークスペースが広くて使い勝手が抜群。「家事も子育ても夫婦一緒に!」という考えのご主人は料理もすすんでやってくれるそうです。

この家のご自慢は、浜名湖の遠景と周囲の緑を見渡せるベランダ。「家を建替える前は、ここからこんな景色が見えるだなんて思いもしなかった」というご主人の言葉が物語るように、この風景は設計士が周辺環境を何度も検証した上で発見した賜物。「お義母さんもここから見る景色が好きで、ときどき眺めに来るんですよ」と奥さま。ご主人も、「うちの周りってこんなに緑があったのかって、あらためて驚きましたね。前よりも暮らしに『自然』が近づいてきた感じ」と語ります。
窓からやわらかな陽が射して、クルミの無垢の床のぬくもりに癒される冬。さわやかな風が家中に行き渡り、畳の感触が心地いい夏。もちろんオールシーズン高気密・高断熱の構造により、快適で冷暖房の効きも抜群です。「でも、この家の本当の良さはまだよくわからない。これからきっと10年もすれば徐々に伝わってくるんじゃないかな。住まいって、そういうものだと思う」とご主人。飾り気なく、自然体で暮らすご家族の姿が建物の雰囲気にぴったりでした。

お施主様のこだわり

家族が普通に楽しく暮らせればいいと考えていたので、「こだわり」と言われて もなかなか思いつかないけれど、あえて挙げるとしたら、それは「工務店との信 頼関係」。実は、設計の影山君は僕の幼なじみ。最初は『ジェネビル』がどんな 会社か知らなかったけど、影山君は人をだますことなど絶対に出来ない性格だ っていうことを子どもの頃から知っていたので、「彼に裏切られたら誰のことも 信頼できない」という想いで、安心して家づくりを任せることができました。

設計士のこだわり

二世帯がほどよい距離感を保ちながら、お互いのライフスタイルに合った暮ら しを謳歌できる住まいをデザインしました。また、緑豊かな自然環境を生かそう と、設計の前に土地の状況をつぶさに調べ、浜名湖の風景が見渡せる絶好の角 度にベランダを配置することにこだわりました。限られた空間内で収納スペース をできるだけ確保するとともに、キッチンと浴室・洗面との距離を縮め、家事効 率の良い間取りを工夫しました。

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