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おかげさま2018.10.19

いよいよ秋も深まり夜寒を覚えるこの頃ですが皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

本日は小室が書かせていただきます。

 

私は毎朝20分ほど読書の時間を設けています。

先日、本を読み終わり自宅の本棚を見ながら久しぶりに「東京島」を読もうとふと思い立ちました。

その理由は、作品の中に出てくる言葉で、

「オラガオラガのガを捨てて」というフレーズを思い出したからです。

作者の言葉なのかどこかからの引用なのか調べて見ると

素敵な詩に出逢えてので、紹介させていただきます。

 

おかげさま       上所重助

 

夏が来ると「冬がいい」と言う

冬が来ると「夏がいい」と言う

太ると「痩せたい」と言い

痩せると「太りたい」と言う

忙しいと「暇になりたい」と言い

暇になると「忙しい方がいい」と言う

自分に都合のいい人は「善い人だ」と言い

自分に都合が悪くなると「悪い人だ」と言う

借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる

金を持てば 古びた女房が邪魔になる

所帯を持てば 親さえも邪魔になる

衣食住は昔に比べりゃ天国だが

上を見て不平不満の明け暮れ

隣を見て愚痴ばかり

どうして自分を見つめないのか

静かに考えてみるがよい

一体自分とは何なのか

親のおかげ

先生のおかげ

世間様のおかげの固まりが自分ではないか

つまらぬ自我妄執を捨てて

得手勝手を慎んだら

世の中はきっと明るくなるだろう

「俺が」、「俺が」を捨てて

「おかげさまで」、「おかげさまで」と暮らしたい

 

日々、まわりの人達に感謝しながら過ごしていけるといいなと思いました。

 

 

 

 

 

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